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日本マルタ友好協会 現会長  白鳥 令


デ・マルコ大統領(左)と握手する白鳥会長(当時)

 私がマルタとの関係をもつことになったのは、1970年にマルタ島で開催された「Pacem in Maribus」(海の平和)と名付けられた大規模な国際会議に関与したからでした。
 当時、先進国の技術がようやく大陸棚の海底石油、あるいは深海溝に眠っていたマンガン魂などを開発したり採取できるところまできていました。
 私は政治学者として、海の軍縮を実現し、同時に大陸棚の海底資源の開発プロジェクト立案に参加していました。

 日本政府から田川誠一衆議院議員を団長として代表団が派遣されてきました。
 そこで、マルタの自然と文化遺産に遭遇し、第二次大戦中も日本人水兵のお墓を維持管理してくれていた暖かいマルタの人々にであい、日本とマルタとの親善に貢献しようと思ったのでした。

 この小国が単に独立国として立派に運営しているだけではなく、海洋法の制定や大陸棚に眠る海底資源を「人類共通の遺産」と定義して開発途上国と人類の将来の発展に役立てようとする姿勢が我々に訴えるのだと思います。

 私のマルタに対する強い思いはマルタにそれだけの魅力があるからです。
 首都ヴァレッタの偉観、広漠とした荒れ野に横たわる神聖な場所の古都イムディーナ、透き通る地中海の青、人類最古の建造物であるゴゾ島のジュガンティーヤ神殿、これらは人口40万未満の小国のものとは思われない魅力を有しています。
 しかし、何よりもマルタを魅力的にしているのは、そこに住む40万未満の人々だと思います。
 「Friend of Japan in Malta」の会長をしているサムート氏に代表されるマルタの人々の純朴な心、暖かいもてなし、それらがマルタ島の文化財と自然の魅力を倍増させています。

 昨今 幾層にも重なり合う歴史に、また自然の風光や気候のよさにひかれて、日本からの訪問者も多くなりました。マルタに触れた多くの人々が、マルタのとりこになっているようです。

●白鳥 令(しらとり れい)

「現代政治分析論」を専門とする。研究領域はかなり広範で、政党、選挙、投票行動、政治資金から福祉国家論、平和研究まで20冊以上の著作がある。


official HP:http://www2n.biglobe.ne.jp/~rei/

日本マルタ友好協会 前会長  瀬戸 健一郎

天皇陛下ご即位礼参列のため来日したジョージ・ヴェラ大統領(右)と談笑する瀬戸健一郎会長

 2019年の総会で、任期満了となった山本勝美前会長から会長職を引き継ぎ、秋には天皇陛下ご即位礼に来日されたジョージ・ヴェラ大統領の歓迎レセプションを盛大に開催することが出来ました。この場をお借りして、会員の皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
私にとってマルタ共和国は次の三つの文脈から大変意義深い島国です。
 一つ目は、パウロ漂着の島。パウロは、キリストの復活を世界中に発信した大伝道者です。彼はローマの市民権を持っていたため、伝道のためローマに向かいましたが、その途上嵐に遭遇して、マルタ島に漂着します。島民のホスピタリティと親密な交流の末に、彼はようやくローマに辿り着き、キリスト教が世界宗教になります。新約聖書にパウロは「こうして救われてから、私たちは、ここがマルタと呼ばれる島であることを知った。」(使徒28:1)と記しています。
 二つ目は、マルタ騎士団の本拠地。マルタ島が十字軍の時代に活躍した聖ヨハネ騎士団の流れをくむマルタ騎士団の拠点であったことはよく知られていますが、彼らが病院騎士団であったことはあまり知られていないのではないでしょうか。キリスト教徒とイスラム教徒が聖地エルサレムの覇権を競い凄惨な戦争を繰り広げた十字軍の歴史の中で、マルタ騎士団はホスピタル騎士団として、巡礼者の保護、傷ついた将兵の治療と看護を主な使命としていました。
 三つ目は、米ソ冷戦終結の地。一触即発の核の脅威に世界中が震撼した米ソ冷戦時代が終結したのもマルタ島でした。これは世界に福音を届けたパウロが地の塩・世の光として苦難の末にローマ入りした際に体験した洋上の救いを再現するごとく、米ソ首脳会談がマルタ沖で実現しました。
 私は1989年秋、第一次日本マルタ友好協会親善使節団の事務局長としてマルタ共和国を訪問した際に、表敬訪問したタボーネ大統領(当時)から直接、年末にマルタ会談が行われることを知らされた衝撃を今でも忘れることが出来ません。遠くパウロの時代から、マルタはホスピタリティ豊かなお国柄。日本もおもてなしの国です。移動の自由が制限されるコロナ禍に新しい日本マルタ間の友好関係をめざして、一歩前へ踏み出していきましょう。

日本マルタ友好協会 元会長  山本 勝美

大統領に贈り物
アベラ大統領(右)に記念品を贈る山本会長(当時)

地中海の真ん中に浮かぶ島

 マルタ島は、地中海の真ん中に真珠のように浮かんでいます。そこは、降り注ぐ陽光と青い海に包まれた常夏の島です。そして世界で最も安全な国の一つに数えられています。

 世界最古の巨石神殿と地下神殿が島のあちこちに点在しています。島の中央には、古都イムディーナが畠の真ん中にそびえています。「静寂の都市」(Silent City)と呼ばれる通り、静かで気品の漂う町です。イムディーナを出て車で走ると、ローマ時代の水道橋が街路に沿って何キロも続いているのに気が付きます。初めは高速道路と勘違いしましたが、マルタの水道橋は旧ローマ帝国世界では最も良く保存されているのです。首都ヴァレッタに着くと、そこはオスマントルコの攻撃を防御するために築かれた城塞の町です。全館大理石のマルタ騎士団長の宮殿は、中世時代のシンボルです。廊下の両側には、騎士団の近衛兵さながらに甲冑が槍を持って立ち並んでいます。そこを歩くとき、人は中世の世界に吸い込まれてしまいます。マルサシュロック湾は、島の南端にある穏やかな漁村ですが、数ある歴史的な出来事を秘めています。かつてここからオスマントルコが上陸しました。でも現代では、アメリカのブッシュとソ連のゴルバチョフが、この湾上に船を浮かべて「マルタ会談」を開き、戦後世界の冷戦構造を地中海に廃棄したと称されています。このように小国家マルタは、世界の平和に歴史的な貢献をしています。


牧歌的な田園の島ゴゾ

 さてフェリーで30分、ゴゾ島を訪ねると雰囲気は一変します。「時間が止まる島」と呼ばれています。中心部に建つチタデル城の屋上に立つと360度の視界が開けてきます。その景観は牧歌的な田園風景そのものです。中世ヨーロッパの農村が、今なおここには息づいています。晴れた日には、ゴゾ島の北端からシチリア島も見えます。この平和な島の裏通りでは、ドアにカギを付けたまま外出しています。20年前に初めてマルタ共和国を訪ねたとき、未知の島ゴゾの、のどかな雰囲気に触れてすっかり魅了されたものです。マルタ・ゴゾの史跡と景勝地をめぐっていると、訪ねる旅人の心は癒され、豊かな感性が育まれていきます。先史時代から現代に至るまでの建造物と名所旧跡は、島のここかしこで人々の家屋や宅地、畠と併存しています。マルタの人々は、5500年の歴史的な遺跡と隣り合わせで暮らしているとすら言えるでしょう。マルタの人々は外国人客に親切ですし、温かい態度で接してくれます。写真を取ろうとすれば、すぐ立ち止まってくれますし、道を尋ねると丁寧に教えてくれます。それは、古来より文明の交差路として多くの異民族と出会ってきた歴史が背景にあるからです。


自立と平和を愛好する国民

 マルタの人々は2千数百年の間、くり返す大国の支配に耐えながら今日まで生き抜いてきました。地理的位置と良港に恵まれていたため「マルタを制するものは地中海を制する」とすら言われてきました。しかし現代に至って、1964年にイギリスから独立し、全外国軍事基地を撤去しました。のみならず、東と西の、そして北と南の平和の架け橋としての役割を果たしてきました。つまり、米ソの、そしてヨーロッパとアラブ・アフリカ諸国との橋渡し役を自ら任じ、国際社会で平和のために寄与してきました。

 2004年にはEUに加盟、またユーロ・地中海会議を主催し、広くヨーロッパ、地中海の諸国と連携しています。


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 日本マルタ友好協会は1990年に創立され、微力ながら20年にわたって日本とマルタの友好関係のために尽くして参りました。両国間の国際交流の中で、私たちはマルタから多くのことを学びました。5500年に及ぶ悠久の歴史と世界遺産は独自の文化を擁しています。現代では、第2次大戦当時ナチス・ドイツとファシスト・イタリアに完全包囲され、破壊されましたが屈せず、戦後は植民地支配から独立し、全方位外交を堅持してきました。このような自立精神と平和を愛好する国民性は、今日の日本にとっても貴重な教訓を示しています。当友好協会は、今後も、互いに地球の反対側に位置する両国の友好関係を深め、実り豊かな親善交流を築いていきたいと願っています。

 当協会の会員資格は、マルタ共和国及びマルタの人々と友好関係を深めること、また当協会に集う仲間たちと親善交流を進めることに賛同する心のみです。

 皆様には、どうぞお気軽に当協会にご参加下さいますようご案内申し上げます。

 


 

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